ものつくり大学のテクノロジストの育成とは

ものつくりというと、日本のお家芸的なイメージがあります。
小さい町工場の作り出す部品などが世界有数の大企業に欠かせないものとなっていることもありますし、開発という面でも大企業からそのサポート依頼が来るなど、町工場が注目されることもあります。
縄文時代から続く、ものづくりの歴史と伝統をこの時代にさらに躍進的なものにするために、論理と技能を持った質の高い職人さんを育成するのが、ものつくり大学です。

こうしたものつくりにたけている日本の中で技術と技能を兼ね備えたテクノロジストの育成を行っているのが「ものつくり大学」です。
基本的技能に加えて、ものつくり魂を備えた人材を育成する、そこには科学、技術の知識、さらにマネジメント能力を加えて、新しい時代に呼応出来る人材を育成しています。

理論から入るという学問ではなく、現実にそのものに接し、そこで命を体感、体得し、その中の問題を捉え解決するにはどうしたらいいのかを考える、企画、製作、というプロセル、さらにマネジメントによってそのものを広めるという事まで、学びます。

従来の理工科系の大学とは全く違うコンセプトで、実習科目の多さ、長期間のインターシップなど、特色ある教育を行っています。
講師にはプロの技術者が多数在籍し、匠の技に授業で触れることもできるという魅力があります。

テクノロジストとは?

ものつくり大学の英語名は、Institute of Technologistsといいます。
これは、社会生態学者のアメリカクレアモント大学院の教授、2010年大ヒットした「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本でおなじみの、故、ピーター・F・ドラッカー氏が名づけたのが、テクノロジストという言葉です。

これはものづくりのベースとなること、知識労働と肉体労働の両方を行える人材、理論を理解しているというだけではなく、高度な技術も兼ね備えているという人の事をさします。

ものつくり大学の学部

ものつくり大学の学部は技能工芸学部、その中に、製造学科と建設学科があります。
大学院ではものつくり学研究科が設けられています。

製造学科では、機械、電気・電子、制御・コンピュータなど製造分野全般にわたり総合的に教育を受けることができます。
この製造学科の中に、高品質で高精度なものづくり技術を学ぶ先進加工技術コース、機械的で確実、また魅力的なデザインの設計技術を学ぶ機械デザインコース、高機能で高付加価値を持ったものづくりを実践するための技術を学ぶ電気電子・ロボットコース、スマートなものづくりを実現する方法論や技術を学ぶ情報・マネジメントコースがあります。

建設学科では大学教育では最も本格的といわれる木造建築を学ぶことができる木造建築コース、都市を豊かに機能させるための建築・土木・環境を学ぶ都市・建築コース、材料を駆使して建物を守るための知識、技術を学ぶ事の出来る仕上・インテリアコース、機能性と耐久性を持った建築デザインを学ぶ建築デザインコースがあります。